子どもに資産をたくさん残してはいけない理由




 あなたは、子ども達に何を残したいですか?

改めてこう言われると答えるのが難しいのかもしれません。

ただ、自分の目標に向かって生きるという事は、

常にこの質問と隣あわせでいる必要があるように思います。

日々、忙しく業務をこなすだけに終わらず、

時には、自分がどこに向かっているのか見直す事は重要だと思います。

 

 

資産はたくさん残してはいけない!

私は自分の子どもに、多額の資産を残してあげたいとは全く思いません。

多少は残したとしても、むしろ少し足りないくらいが調度良いのです。

仮にたくさんの資産があったとしても、きっと残さないでしょう。

「えっ?たくさんあった方が安心じゃない?」

多くの人がそう思うかもしれませんが、

私はたくさんの資産はむしろ邪魔になるだろうと考えています。

それは、なぜか?

 

 

少し足りないから、なんとかしようと考えるのです。

「宝くじが当たった人は貧しくなる」

こんな話を耳にした人も多いことでしょう。

 

当選すれば、超ラッキーなのに不思議です。

欲しかったものも買えるし、働き方も変わってくるでしょう。

旅行にだって行くことができます。

 

でも、宝くじで高額当選すると、

考える機会というのを失ってしまうだろうと思います。

(当選したことがないので、想像の世界ですが)

この状況でより多く稼ぐことを考えられるでしょうか。

必死になって「稼ぐ知恵を出す」という事はしにくいはずです。

 

例えば、マイホームが欲しいと思っても、

降って湧いてきた様なお金がたくさんあると、

全てをお金で解決しようとしてしまいます。

それが最も楽ですから。

でも、そんなお金がない…という方は、

ローンの勉強もするでしょうし、

空家が有効活用される様なことをビジネスにしている人はいないだろうか?

そんな視点で物件を探す工夫をするかもしれません。

 

こうして、お金というものを見たときに、

多少、窮屈だからこそ「考える」ということを

私たちはするのだろうと思います。

 

 

時間がホンマに無い!これは素晴らしいことです。

社会のほとんどの人がこの様な状況だと思います。

それでも、「絶対に週に1度はスポーツジムに通いたい。」

と思った人はどうするでしょうか。

 

きっと、仕事を早く済ますコツを探すと思います。

例えば、

「軽重をつける」「整理整頓を心がける」「仕事を振る」など…

のことを考えていくことでしょう。

そして、失敗を繰り返しながら、

軽重をつける力加減などをマスターしていくのです。

 

この例で言う、軽重をつける力加減は

生涯あなたに膨大な時間をもたらす資産となることは、

十分にお分かりだと思います。

 

残念ながら、

時間をもて余し、ゆったりと過ごしている方には、

この工夫を学ぶチャンスは到来することがないのです。

 

つまり、時間の活用が上手な人は、

もともとは「時間がない」と感じていた人達なのです。

 

こうして、私たちの生活を見直すと、

 少々足りない…

 少し不満がある…

こんな状況が私たちを大きく成長させてくれることに

気づかされるのではないでしょうか。

 

<こんな研究も行われています>

 

 

私は子どもに「学ぶ楽しさ」を残したいのです。

私の元に通う子ども達は、

当初、テストで点数を採る必要があるから勉強をすると話していました。

「それは楽しいことなの?」と尋ねると、

「とにかく早く勉強地獄から解放されたい。」と言っていたのです。

これは、とても勿体ないことだと思いませんか?

 

せっかく勉強をしたのに、

進学するためにしか勉強が利用されていない事になるのです。

 

時間がない!と言う人が時間を作る工夫を学べば、

それは生涯ずっと使える技術となります。

 

お金がない!と言う人がお金を稼ぐ工夫を学べば、

これも生涯活用する事ができます。

 

しかも、この事を子ども達に伝えると、

こうした工夫を考えたり、学んだりする事は「楽しい」というのです。

 

ならば、テスト勉強についても、

生活に活かす視点でみればいいのです。

 

 

 

難しい計算なんかできても生活に活かせないやろ!

勉強から早く解放されたい!と思っている状態では、

「計算ができる事」と「生活」の関連は見えて来ないものです。

複雑な計算なんかは、コンピュータがすればいい。

そう思ってしまう事でしょう。

 

ところが、大人は薄々気づいているはずです。

難しい計算=大きな仕事 なのです。

 

大きな仕事をやり遂げるにしても、

実際に行う事は、小さな作業の連続に過ぎないのです。

 

例え、東京ドームでコンサートを開くにしても、

関係者の日程の調整・東京ドームを借りる手続き

各メディアの関係者へ連絡…など、

一つ一つは小さな作業をしていくしかないのです。

 

難しい計算をすると言うのも同じです。

どれだけ数学が得意な人でもいきなり答えを出すことができません。

計算しやすい場所から処理を進めていくしかないのです。

こうした視点で、「計算」と言うものを見れば、

社会の一部の構造が数字に盛り込まれているのです。

 

目標に向かって生きる人生の有様が、

計算を通して、短時間で学ぶことができるのです。

 

こうした見方ができるようになると、

計算を間違えてしまった時にも学べる要素がある事に気づきます。

正解・不正解だけを見て、「もっと頑張りなさい」と言うのは、

とても勿体ない事です。

(過去にずっとそうしてきてしまいました)

 

子どもの頃、ある大学院生に言われた言葉

人は誰でも1日が24時間しかない。

それはどんなにお金持ちでも、貧しくても同じだ。

 

実は、学ぶ事が楽しいって感じた人は、

歩き方も生活の仕方もガラリと変わるんだ。

 

歩きながらでも、目標に迫れるヒントが無いかなぁって、

自然を見たり、人の行動を見たりするようになってしまうんだ。

そうすると、日々、発見の連続。

テストのために勉強した事ともつながる事も多い。

もちろん、自分の目標に迫るヒントもたくさん見つかる。

 

田舎では、「大学院にまで行って勉強するって変わっているね」

って言われる事が多いけれど、

机に座ってガリガリ勉強している時間だけが、学びの時間って思うのは勿体無い。

歩きながら、食事をしながらだって、

少し意識すれば、歴史の勉強だってできる。

だから、僕は寝ている時間以外は、ずっと勉強しているって言えるかもな。

 

私は、中学生の頃にこの話を聞きました。

普通、「けじめをつけろ!」と言われ、

「勉強の時間」「遊びの時間」と分けるのが良いとされていた時に、

この話は、刺激的だったので、よく覚えています。

 

学んだことが生活に生かされる。

生活から学び・疑問を見つける。

 

この感覚が腑に落ちた時、人はずっと学び続けるようになるのです。

受験のためだけに学ぶのは、あまりにも勿体ないのです。

 

だから、私はこうした思いを込めて、

勉強の価値を考えられる場面を子どもたちと考えたり、

教科の学びと生活を結びつけるような科学を楽しむ場を作っているのです。

 

 

 







記事を書いている人

渋谷 浩一郎
渋谷 浩一郎地味にコツコツ事業を伸ばす物書き屋
理想の実現、事業を伸ばすのに重要なものは「想い」 Webの活用でも、何を発信するかが重要。 あなたの想いを引き出し、目に見える形にするのが得意。 ビジネスを伸ばすセッションは、ヤバい!が連呼される。 現在、建築メーカー冊子の連載・WordPressで想いを伝えよう!グループを運営する他、朝6時から生徒と一緒に勉強をするなど独創的な取り組みを行っている。