職業によって人生は決まる?あなたは焦っていませんか。




4月になり、新学期がそろそろスタートします。

この春から中学生になる長男は、学校でこんな話がされたと言っていました。

「君たちは、今日から中学生です。3年もすれば卒業。

そうしたら、自分で人生を決めなければならない。

その時が来るまでにしっかりと勉強をして人生を決めてください。」

教育業界では、ずっと言われてきた言葉ですが、

これは果たして真実なのでしょうか。長男は疑問をもった様です。

 

 

進学する学校や就職先によって人生が決まる?

どの高校や大学に進学するのか?

そして、自分はどんな職業に就くのかある程度決まっていた方がいい。

一般には、そういう風に言われます。

「あなたの将来の夢は?」と聞かれた時に、

「看護士になることです」と職業を答えるほど、

職業を重視して考える人がとてもたくさんみられます。

 

職業を意識して考えることは決して悪いことではありません。

ただ、その職業に就くことだけを見つめると、

自分を見失うリスクも出てきます。

 

 

 

大学受験の真っ只中にいるとこんな会話が出てきます。

ブランド好きな隆くん
俺はとにかく有名大学に入りたい!
渋谷
そりゃ、いいね。有名大学に入って何の勉強がしたいの?
ブランド好きな隆くん
それはどうでもいいんだ。それより、早稲田卒業って言えたらそれだけで、信用になるやろ。

 

彼は、とにかく有名大学にこだわって勉強を頑張りました。

無事に彼は有名大学に合格しましたが、半年ほどで退学をし、

また、別の大学を受験をすることになったのです。

 

 

当時の彼が本当に求めていたものは何か気づきましたか?

彼は、簡単に信用を得ることを求めていただけです。

当時の彼の中では、そのもっとも簡単な方法が、

「大学名を出す」ということだったのでしょう。

 

ところが、実際に有名大学に入っても誰も「凄い」なんて言いません。

彼の周りは同じ大学の学生ばかりなのですから…。

 

そして、彼は気付いたようです。

「凄いなぁ」って信用されるには、

大学のブランドでもなく、大企業に勤めることでもないってことに。

そして、彼は自分の興味ある分野の勉強ができる大学を受験し直したのです。

 

私はあれだけブランドにこだわったのに、

違う!って感じた瞬間に

やりなおしを覚悟する勇気を「凄い」と思いました。

 




 

職業は通過点で、その先が大事だと思います。

長男にこんなことを言われました。

職業にこだわって生きると失敗するって父ちゃんを見たら分かるわ。

学校の先生を辞めたんは、ちょっと違うって思ったからやろ。

普通、学校の先生っていう職業にこだわったら辞められへんで。

でも、学校の先生じゃなくてもやりたいことはできるし辞めたんやろ。

だから、僕もすぐに職業を決めるような事はせえへんで

 

理想の職業を決めつけてしまうと学びの幅が狭くなってしまいます。

同時に選択肢も随分少なくなってしまいます。

それよりも、

例えば、学校の先生になって何がしたいのか?

ここが重要だという話です。

 

ここでは、かなり簡単な表現をしますが、

学校の先生になって、

  • 子どもたちと一緒に時間を過ごしたい。
  • 安定的な給与が貰えて、経済的な不安を避けたい。
  • 先生というブランドが欲しい。
  • 肉体的な仕事も事務的な仕事もあるのがいい。

など、何を求めるのかまで見る必要があるのです。

 

 

 

こうして見ると、職業を早期に限定させるのは勿体ないのです。

例えば、

子どもたちと一緒に時間を過ごしたいのであれば、

他にもたくさんの仕事が考えられます。

保育士・学習塾のスタッフ・福祉関係・

テーマパーク・野外活動指導員など

まだまだたくさんの仕事は見つけられそうです。

 

少し視点を変えてみると、

テーマパークで働いている人

野外活動を仕事にしている人に対する見方がガラリと変わる筈です。

こうしたものの見方ができる人は、

なんらかの事情があって、教員の採用がない!という事態に陥っても、

他の方法で、子どもと一緒に時間を過ごすことが考えられます。

 

こうして、

冷静に文章を読んでいると当たり前のことに見えますが、

自分の憧れの職業に就くことができないとなった時に、

「もうダメだ〜!」と落ち込み、

投げやりになってしまう人も見られるのも現状です。

 

 

先日、素敵な中学生に出会いました。

彼は最初、サッカー選手になりたいと語っていました。

実際、サッカーが大好きで、クラブチームに所属し、

もう8年もひたすらサッカーの練習をしてきています。

 

そこで彼にこんな質問をしました。

「サッカー選手になると何がいいの?」

彼は、

「たくさんのお客さんに囲まれて、いいプレイをしたら

オォーーーーってなるのが最高に気持ちいい。」

その後もいろんな質問をしていく中で、こんな発見をしました。

俺、サッカーも大好きだけど、

体育祭のリレーでもみんなにオォーーーって言われたわ。

最高に気持ちいいのわかるでしょ。

勉強は、そりゃ好きじゃないけど、勉強でオォーーーースゲーってなったら、

それもまた超気持ちいいかもしれへんなぁ…。

最初は、3人くらいの友達をオォーーーって勉強で言わしたろ。

 

新中学3年生ですが、とても素直に想いを語ってくれました。

もし、サッカーはスポーツでそれはそれで頑張ってね。勉強は別ね。

なんて見方をすると彼はこんな面白い発想に辿り着けなかったと思います。

 

もし、あなたが将来について考えるのであれば、

職に就くことがゴールではありません。

その職に就いて何がしたいのか?

そこまで見てはどうでしょうか。




記事を書いている人

渋谷 浩一郎
渋谷 浩一郎地味にコツコツ事業を伸ばす物書き屋
理想の実現、事業を伸ばすのに重要なものは「想い」
Webの活用でも、何を発信するかが重要。
あなたの想いを引き出し、目に見える形にするのが得意。
ビジネスを伸ばすセッションは、ヤバい!が連呼される。
現在、建築メーカー冊子の連載・WordPressで想いを伝えよう!グループを運営する他、朝6時から生徒と一緒に勉強をするなど独創的な取り組みを行っている。
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