友達や先生がうざいなんて子どもが言い出した時に大人がすべき事とは?

ちょっと育児の話
渋谷 浩一郎

教育現場が自分の思いと異なると感じ、退職。肩書きをなくして自分の価値を見失い、追究するためにBlogを始める。最近、シシトウガラシに超辛いものがあるからこそ、トウガラシ社会は豊かだと感じている。人も辛い人、マイルドな人…多様でありたい!というのが理念。現在は、メーカー・会社の情報発信やブランド化のプロデュースを手がけている。

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学校から帰って来ると、子どもが

「○○はホンマうざい。」とか「○○先生ってきもい。」なんて言うことあります。

聞いている親としては、気持ちよくありません。

気持ちよくないだけで終わればまだいい方で、腹が立ってくる場合もあります。

そんな時に、コラーーー!!って叫びたいのですが、叫んでいても何も解決しません。

これ、本当にどうにかならないかなぁって思うんです。

その原因とこうした場合の対策を紹介します。

 

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うざい・きもいって子どもが言う理由や背景は?

「○○はうざい・きもい」なんて言っている時の子どもはどんな表情をしているでしょうか。

なんだかしかめっ面をして、心の底から嫌そうな表情をしています。

僕はもともと小学校の教師でしたから、こういった子どももそうではない子どもも観てきました。

経験的にわかってきた「うざい・きもい」って言っている子どもの特徴を整理しておきます。

 

表面的に社交的で好印象の子ども

社交的で好印象の子どもは、良く周りの様子を見ています。

「これをしたらこの場が盛り上がるかなぁ…」とか「これをしたらみんなが笑ってくれるかなぁ…」とサービス精神も旺盛です。

もちろん、多くの人に好かれ、教室でも人気ものですが、人が良過ぎる傾向があるので、友達に「○○ってウザいよね」なんて言われると、ついその子に合わせてしまいがちになるようです。

なぜ周りの様子を良く見る習慣がついているのでしょう?

もともとの個人の性格・特性というのもありますが、ある六年生の子どもがこんな事を卒業前に語ってくれた事があります。

その子は周りからも人気があり、とても社交的な子どもでした。

あんなぁ、私、毎日楽しそうに見えるやろ。

でも、これって結構しんどいねんで。

どうしたら周りが盛り上がるか良く考えないといけないし。

うちの親なんかめっちゃ厳しいから、全然笑ってくれへんって分かるやろ。

だから、学校で笑いをとって癒されてたけど、中学に行ったら真面目にやるで。

ウチ、成績ドカーンって上げて先生をビビらしてあげるわ。

まだまだ、はっきりと彼女は心の内を明かしていませんが、社交的で陽気な子どもこそ、笑いや明るさを求めているのかもしれません。

 

とにかく勉強やスポーツで追い詰められている子ども

小学6年生で受験をする子どもやクラブチームに入って全国大会を目指すような子どもからも「うざい・きもい」が良く聞こえました。

現在も超進学校の子どもの学習を見ていますが、学校ではかなり追い込まれた雰囲気がするとその子もいつも言っています。

実際に、授業参観にも行きましたが、子どもが疲れ切り、なんだか楽しそうではないのです。

気持ちに余裕がないとついつい誰かを責めたくなるのでしょう。

スポーツの世界でも似たような事があり、時々事件にもなりますが、指導者でさえも追い込まれてしまうと先が見えなくなってしまうものです。

 

親子関係や友達関係に悩みイライラを募らせている子ども

勉強やスポーツに限った話ではなく、人間関係がうまくいかないと攻撃的になりやすいものです。

これは特定的ではなくて、普段とても穏やかな子どもでも、登校前にお母さんと喧嘩したり、酷く叱られた日には、あれっ?って思うほど荒れて、些細な事も酷く言う傾向が強まります。

僕なんかもこうした事はあります。

イライラする程でもありませんが、必死で書いた文章「ダメ」って言われる事もあります。

そういう時って必ず自分に原因があるのですが、イラッとしてしまいます。

まぁ、大人ですから、すぐに自分のどこが悪かったのか?って振り返る事はできますが、子どもにとってはまだまだそれは難しい事です。

 

これら、全てに共通して言える事は、見えてきたでしょうか。

自分が満たされていない

って事です。

 

反対に「うざい・きもい」などと言わない子どもはオタク系の子ども

オタク系の子どもと言うと何か悪い印象で受け止める人がいますが、僕は社会を大きく動かす力がある凄い力が宿る人々だと思っています。

その証拠に、AKBが誕生して大いに盛り上がり、その後も様々なAKB的な集団が誕生しました。

つまり、オタクの方々のが新しい文化を築いたのです。

わかりやすく「オタク」という言葉でここまで表現しましたが、要するに「他人の目を一切気にせず好きな事をとことん追求できる人」だと僕は思います。

これが、英語に関心があるのであれば、凄いねって言われるかもしれません。

でも、AKBが大好きだというとなぜかオタク…。

鉄道が大好きだというと、これまたオタク…。

社会的に多くの人が必要としているものについては、あまりオタクと言われないってだけで、「他人の目を一切気にせず好きな事をとことん追求できるっていいなぁ」と思います。

これまでたくさんの子ども達と接してきましたが、こういう風に何か追求できる子どもって、他人を批判する事って少ないように思います。

もちろん、大人だって同じです。

時には、批判されがちな「オタク」からも僕はたくさん学ぶべき事があるなぁって思うのです。

 

子どもが「うざい」「きもい」と言っている時にどう対応するか?

こうして、些細な子どもの言動「ウザい」「キモい」を見ても原因や対策が考えられます。

原因は

自分が満たされていない

そして、他人を批判しない傾向にあるのは、

自分の好きな事を追求できる子ども

でした。

つまり、「ウザい」「キモい」と言って他人を批判するような様子が見られた時には、少し心の余裕を作る事に親が協力して、何か好きな事ができる環境作りをする事が大切だと思うのです。

僕の場合の事例を言うと…

小学校の教師として仕事に没頭していた頃は、自分の子どもを学校にとって都合が良い子どもであるべきだと思っていました。

ですから、発表はしなさい・宿題の丸付けは先生が大変だから家で済ませてから行こう・忘れ物がないか入念にチェックしなさい…などなど

そりゃ、子どもにすれば大変だったと思います。

で、テストが良ければ褒められ、忘れ物がなかったら僕に褒められる。

それって、本人からすると自分が褒められたのではなくて、学校的に体裁が良かったから褒められたと感じていたようです。

学校の道具じゃない!って相当荒れましたから。

 

ですから、全てを認める事にしました。

これって、凄い勇気がいるんですが、勉強するもしないも自分で決めればいい。

宿題をやってもやらなくてもいい。

そして、自分の好きな事はとことんやったらいい。

だから、僕は子どもの通知表も一切見ません。

年に一度くらいは懇談会に行って学校の様子を聞いて、へぇーって言うだけにしています。

 

結果、どうなったか?

成績は一旦、無茶苦茶下がったようです。

本人言うにはとても人に言えるようなものじゃないらしいです。

でも、もう自分は概ね満たされつつありますから、他人の事を悪く言う事はありません。

で、好きな部活を一生懸命に追求しています。

勉強は?あまり状況を知りませんが、難しいと思った問題については質問してきますから、自分でなんとかしようと頑張っているのでしょう。

 

乱れた時に追い込むと更に状況は悪くなります。

この事例が参考になれば嬉しいのですが、確かに言える事があります。

人の事を「うざい」「きもい」と悪く言っているのは、満たされていない合図です。

ここで、「そんな事を言うもんじゃない!」と怒鳴り散らせば、即効性はありますが、余計に子ども達の心は満たされない方向に向かうと言う事です。

もちろん、状況によってそうした声をかける事が必要な場面っていうのもありますが、いずれにしても少し心に余裕を作る手伝いを大人がする事は大切だと思います。

 

笑い飛ばすのもいいんじゃない?

少し心に余裕ができると、小学生の子どもでも冷静に考える事ができるようになります。

そうなった時に、少し聞いてみてください。

「山田くんの事、腹を立ててウザいって散々言っていたけれど、山田くんは今頃何をしていると思う?」

散々、学校で喧嘩してきた場合を除けば、山田くんはきっと平和にゲームでもしているのではないでしょうか。

そんな事に気づけば、一人または数人で「ウザい」「キモい」と言っているのも馬鹿らしく感じてくるのではないでしょうか。

 

まとめ

子どもが攻撃的・批判的になる原因

  • 自分が満たされていないと感じている
  • 心に余裕がないと感じている

 

具体的な対処法

  • 親が子どもを認める努力をする(事例参照)
  • 好きな事を追求できる環境作りを意識する
  • 影で批判をしているデメリットを考える

 

これは、大人にも言える事だと思います。

そして、こういう文を書きながら、僕は心に余裕がもてているのだろうか?

なんて改めて考える事ができました。

今も外から鳥の鳴き声が聞こえてきますから、そんな声を聞きながら僅かな休息を楽しみたいと思います。

渋谷 浩一郎

教育現場が自分の思いと異なると感じ、退職。肩書きをなくして自分の価値を見失い、追究するためにBlogを始める。最近、シシトウガラシに超辛いものがあるからこそ、トウガラシ社会は豊かだと感じている。人も辛い人、マイルドな人…多様でありたい!というのが理念。現在は、メーカー・会社の情報発信やブランド化のプロデュースを手がけている。

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