思春期・反抗期の子どもと接するにはワガママになるのが1番!

ちょっと育児の話
渋谷 浩一郎

教育現場が自分の思いと異なると感じ、退職。肩書きをなくして自分の価値を見失い、追究するためにBlogを始める。最近、シシトウガラシに超辛いものがあるからこそ、トウガラシ社会は豊かだと感じている。人も辛い人、マイルドな人…多様でありたい!というのが理念。現在は、メーカー・会社の情報発信やブランド化のプロデュースを手がけている。

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大人って不思議な生きものだなぁ…と思います。

だって、子育てをしながら

「思春期の子どもって難しい」

「どう接したらいいの?」

って考えてしまうのだから。

僕もそうだったけれど、

ほとんどの人が思春期とか反抗期って時期を経験して大人になっているのだから、

その頃を思い出すと接し方も見えてくるんじゃないかなぁと思います。

 

いやいや、時代が違うんだよ。

今の子どもと、自分たちが子どもだった時とは全く事情が違うんだ!

確かに僕も何度もそんな風に考えたことがあります。

けれども、今も昔もずっと変わらない部分ってところも必ずあるはずです。

そんな所をみながら、

大人から見ると理解し難い、思春期の子どもとの接し方

について考えてみたいと思います。

 

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そもそも、なぜ思春期・反抗期というものがあるのだろう?

思春期・反抗期っていうのは、自分の考えがある程度、確立したから起こるものです。

めちゃめちゃ簡単な例を挙げるとこういう事です。

中学生
中学生

私は、とってもお刺身が大好きなの。

それぞれの季節を感じることだってできるし、たくさん食べても飽きないのがいいわ。

しぶやん
しぶやん

何を言うとるか!

やっぱり肉やろ!焼肉は食事のキングだ!

ガッツリ肉を食べたらパワーもみなぎってくるっていうもんさ。

こうして、意見が対立するようになるのです。

 

小さい頃は、「焼肉食べようか。」というと喜んで「食べる!食べる!」って言っていたにも関わらず、成長してくると「お刺身の方がいい」と言い出すわけです。

要するに、自分の好みとか、考え方が一人の人間として確立してきたために、意見が対立してしまうわけです。

とは、言っても、

「別に焼肉が好きでもお刺身が好きでもそれはどちらでもいいんじゃない?」

ってあなたも思ったのかもしれません。

この感覚って、思春期・反抗期の子どもと関わる上でとっても大切ですから、そう思いながらさらに読み進めて欲しいと思います。

ここで、重要なのは、反抗しているのではなく、

あなたの考えと子どもの考え方が食い違うほど子どもが成長してきたってことです。

そう考えると、嬉しいことだなぁって思えるのです。

 

とは言え、あなたは「焼肉かお刺身か?」って話以上に、深く悩んでいるのことだと思います。

実際に、深刻に相談された事例をもとに、もう少し深くみていきましょう。

 

Case Study 突然、習い事を辞める!って言い出したんです。

これまで、小さい頃からずっと習ってきた習い事(体操)を突然、次の大会の後に辞めるって言い出したんです。練習には、いつも楽しそうに行き、帰ってきても楽しそうにしているのに、なぜ、辞めるのか全く分からないんです。本人がやりたい様にしたらいいけれど、理由も分からないのに、承諾できないでしょ。
小さい頃から、体操の先生にはお世話になってきたんです。理由もちゃんと説明しないとダメだと思うんです。けれど、いくら理由を問い正しても黙ってしまうんです。
思春期って本当に難しいです。どうしたらいいんですか?

こんな相談がありました。

実際に、「体操を辞める」と言っている子どもも近くにいましたので、

「思春期とか反抗期ってなんかややこしそうだなぁ…」と声をかけると、嬉しそうに、

「そうそう、思春期っていうのはトゲトゲした時期だからね。」

って見事な表現をしてくれました。

そう、

トゲトゲしていて一切の丸みがないくらい頑張っている時期

ってことを大人は忘れてはいけません。

 

大人は嘘つきなんだ!

このケースの場合、思春期・反抗期の子どもからすれば、お母さんはただの嘘つきにしか見えません。

話に大きな矛盾があることにあなたは気付いたでしょうか。

  • 本人がやりたい様にしたらいい
  • 理由はちゃんと説明しないといけない

ここが大きな矛盾点です。

さらに、「理由を問い正しても…」とありますが、「理由をいいなさい!」では、正直な気持ちも話しにくくなってしまいます。

自分の考えをもつのに精一杯の思春期・反抗期の子どもは、お母さんが、なぜそこまで言うのか?

その理由や背景を考える余裕はありません。

やりたい様にしたらいい!って言ったやないか!
辞める理由を言わないといけないって、全然、やりたい様じゃない!
嘘つき!クソ、ババァーー

って受け取るわけです。

 

思春期・反抗期の子どもと接するにはワガママになりましょうよ!

こんな話をした後のお母さんの対応は見事でした。

母としてという、威厳の様なものも全て捨てて正直に子どもに話をされました。

飾ることも一切排除して正直に自分の気持ちを語る

  • 私はあなたに体操を続けて欲しいと思っている。
  • せっかく続けてきたことだから、親としてもう少し上を目指して欲しい。
  • 先生にも大変お世話になったし、これからも私は先生と関わっていきたい。
  • 辞める理由が明確じゃないと、私の気持ちがスッキリしない。

いかがでしょうか。

最初、相談された時のイメージと大きく変わったはずです。

自分の気持ちを正直に表現したために、わがままな印象があるかもしれませんが、矛盾点は一切ありません。

この後、「理由を言いなさい!」と強く言ったとしても、それはお母さんの気持ちがスッキリしないから言う必要がある。ということが明確に分かります。

 

超クールにロジックに紙を用いながら話す

もう一つ、この様な問題の場合、紙を用いながら話すという手段を使うことがあります。

何度もここでふれていますが、思春期・反抗期の子どもは、自分の考えをもつことで精一杯です。

相手の意図を汲むことよりも、自分の感情を大切にする傾向が強くなります。

ですから、大人が伝えたいことは、図に描きながら話をして、重要なポイントはブレていないことを明確にすると、話がまとまりやすいです

図を描きながら話をするメリット

  • 描くことでお互いに感情が熱くなりにくい(落ち着いて話ができる)
  • お互いの思考が目に見える
  • 考えを都合にあわせてコロコロ変えられない

ただ、

親子でそこまで話をするのは、面倒だ!とか、何だか照れ臭い…って言われた方もいらっしゃいました。

もちろん、実際に試してみてそう感じられたのなら、無理に継続する必要はありませんが、一度もトライすることなく、そう思われる方は、きっとどんな方法をお伝えしても、問題は解決しないと思います。

その理由を見ていきましょう。

誰もが言っている事と行動が違うことを知っておこう

僕は、教師でしたから一般的な方よりもはるかに大勢の保護者の方と話をしてきました。

で、よく聞く言葉が、

「本人がやりたいようにしたらいい」

という言葉です。

進路や学力の相談に来られた方が、この言葉を言われるというのは、大きな矛盾を感じます。

とことん本人を信頼し、やりたいようにしたらいいと言えるのであれば、進路や学力について悩むことは一切ありません。

 

ある子どもがこんな話をしたことがあります。

お姉さん
お姉さん

普段は勉強しなさいって私は言われません。

好きな部活を思い切りやって、他にもしたい事があれば思い切りしたらいいって母は言います。

でも、成績が下がったら、「行く高校がないじゃないの?」って怒りはじめます。全然、一貫性がないんです。

確かにお姉さんの言う通り、この話に一貫性が感じられません。

けれども、あなたは、お姉さんのお母さんの気持ちも分かるのではないでしょうか。

 

また、似た様なことは学校の先生も言われます。

先生
先生

とにかく学力をつけることは大切なんだ。

学力があれば、いろいろな仕事に就けるだろう。

新しいことだって学べる。

厳しい様だが、こうした話をするのは、

君たちのためを思っての事なんだ。

確かに、学力をつけることは大切なのかもしれませんが、「君たちのため」を本気で考えるのであれば、この程度の話では不十分です。

それに、本当に学力的に心配な子がいるのであれば、休日も夜間を使ってでも何とかしようとするのが、本当の意味での「君たちのため」だと思います。


少し厳しい話になりましたが、

思春期・反抗期の子どもには「程度」っていう考え方は、あまりありせん。

「したいようにしたらいい」と言ったのであれば、それを貫き通さないといけません。

「君たちのために」と言ったのなら、とことん付き合う覚悟が必要な訳です。

けれど、大人はこうした言葉を都合に合わせて使うために、「嘘つき!」って感じてしまうのです。

よっぽど、今自分が考えていることの方がしっかりしている…

こんな風になってしまうのです。

だから、大人の事情を無視して、馬鹿正直なくらい素直に話し、行動してみることが最初の一歩になると思います。

 

僕の場合、本当にこれでは大変だなぁ…って思う子どもで、保護者の了解が得られた場合は、登校前に勉強をしたり、週末の夜に我が家に通って貰ったりしてきました。

そんなことまでするって、ほんと大変でしたが、僕もたくさん勉強になりました。

 

考えを広げるには、行動が1番!難しい場合はTwitterを見よう

「本人がやりたいようにしたらいい」ってほんと多くの人が言います。

こう言うと、いいお父さん、お母さんに見えるかもしれません。

でも、これまで話してきたように、「本人がやりたいようにしたらいい」と言えば、子どもが育つのではなくて、

本当に任せる覚悟・信頼ができたから大きく成長する

のです。

言葉でいうと簡単ですが、これはなかなかできません。

例えば、

  • 勉強する意味が全く分からないから勉強を一切しない。
  • 学校にいく必要性はないから行くのを辞める。
  • 友達と遊ぶのが煩わしいからゲームしかない。

こういう話が出て来ても、受け入れることができるでしょうか。

残念ながら、こんな話をしておきながら、

息子がそんな事を言い出しても僕は受け入れることはできません

そうなったら、多分僕は、

それは、僕が困るからそれは辞めろ!

って伝えるかなぁと思います。

 

でも、息子が「就職は考えていない」とか「敢えて公務員とか大企業には就職しない」と言い出しても、それは多分、喜んで受け入れることができます。

だって、公務員の世界もフリーランスの世界の考え方の両方を知っていますから。

こう考えると、心の底から「やりたいようにしたらいい」と言えるようになるには、何よりも自分の考え方や経験を広げることが大切だと思うんです。

 

ある大事業をされている方がこう言われました。

当たり前のことだけど、多くの人と付き合っていくには、たくさんの人と出会う努力するよりも、受け入れられる幅を広げる学びの方が大切なんだ。

もちろん、立派な方々の考え方に触れるには、本を読むのがベストだと思います。

ところが、あなたもとても忙しい…と思います。

そういう時に便利なのがTwitter

たくさんの人が呟いていますし、Twitterの検索機能もうまく活用すれば、

例えば「学校」という一つのテーマに対しても、多様な考え方に、短時間で触れることができます。

とっても地道なことかもしれませんが、少しずつ考えを広げていくことが、思春期・反抗期の子どもと上手に付き合うヒントなのです。

 

思春期・反抗期との付き合い方のまとめ

思春期・反抗期の子どもとの付き合い方について、書いてみました。

もちろん、ここに書いたことが解決方法の全てだとは思っていません。

ただ、どこかほんの少しでも、なるほどなぁ…と感じて貰えるところがあれば嬉しいです。

  • 反抗は、考えがもてるようになった立派な証拠だ!
  • 思春期・反抗期は、自分の考えていることが最優先されるからトゲトゲしてしまうんだ!
  • 言葉の背景まで考える余裕はない!だから、言った言葉の通り馬鹿正直になろう!
  • 相手の考え方が意味不明という前に自分の考えを広げる学びをしよう!

ちなみに、我が家では、息子に勉強を教えることは基本ありません。

どうしても、質問したいことが出てきた場合には、有料にて教えています。

それは、僕がお金が欲しい!っていうのもあるし、お金を払ってでも教えて欲しい…という気持ちの人にしか教えたくないからね。ってちゃんと僕のワガママを伝えています。

渋谷 浩一郎

教育現場が自分の思いと異なると感じ、退職。肩書きをなくして自分の価値を見失い、追究するためにBlogを始める。最近、シシトウガラシに超辛いものがあるからこそ、トウガラシ社会は豊かだと感じている。人も辛い人、マイルドな人…多様でありたい!というのが理念。現在は、メーカー・会社の情報発信やブランド化のプロデュースを手がけている。

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